【質問力②】 ~至高の質問力を目指す人へ~
本記事は、オリエンタルラジオの中田敦彦さんによる、You Tube チャンネル「中田敦彦のYouTube大学」にてアップされた、以下の二つの動画内容をまとめたものです。自分自身で言語化してアウトプットすることで、着実に身につけたいと思ったので書きました。伝える力は、さすが中田さん。圧倒的です。
ぜひ、時間がある方はそちらをご覧ください。
また、中田さんはこの書籍の解説をベースに話していますので、こちらもぜひお読みください。
前回に続いて、今回は
【質問力②】相手に感謝される最高の質問とは?
の内容をまとめます。前回については、
をご覧ください。質問力とは何か、いい質問とは何か、についてまとめています。
ではさっそく本題に移っていきましょう。
いい質問をするためには、○○に寄り添う
中田さんは、いい質問をするうえで以下の三点を意識することが重要と仰っています。
・「好き」
・「苦労」
・「変化」
順を追って説明します。
好き
これは動画内でも言及されていましたが、アメトーークを例にとるとわかりやすいでしょう。この番組では、「○○芸人」の名のもと、テーマに沿って集められた芸人さん達が、軽快なトークで番組を盛り上げます。そしてこの番組がなぜ日本でここまで人気を集められているかと言いますと、芸人さんたちの「好き」を語らせる仕掛けが施されているからです。何を聞いても相手の好きなこと。トークに熱が入って仕方がありません。このように、相手の「好き」なことを質問することが秘訣だそうです。
苦労
大学入学当初、元浪人生の人が当時の経験を面白おかしく話していることはありませんか?その他、どの成功者も成功する前に、必ず苦労をしています。そしてその苦労を乗り越えたときこそ、成功者の価値観や専門性がふんだんに詰まっているはずです。まさに相手にしか聞けないことです。現在の文脈に沿っているか確認しながら、どんどん尋ねてみましょう。
変化
上記とも少し内容は被りますが、人は人生の分岐点において必ず壁を乗り越えています。そこで何を考えたのか。すごく気になります。ただここでひとつ重要なことは、相手の過去と現在の両方を知っていなければなりません。「昔○○ですけど、今は××ですよね。どうしてですか?」など。当たり前ですが、相手の変化前後を知らなければ話にならないので注意しましょう。
以上3点が、いい質問をするために意識することでした。そしてここから言えることとして、「相手に関する勉強・準備を怠らず、そして寄り添うこと」です。
相手の好き・苦労・変化に寄り添う。そのためには、まず相手のそれを勉強しなければならない。そして一連の行動が、相手の信頼をつかみ、いい答えへとつながるのです。
”最高”の質問とは
いい質問を超えて、至高の質問とはなんなのか。理想があれば、目指したくなります。
特徴としては、大きく二つあります。
本人にインスパイアを与える
上記で、勉強と準備が大切だと言いました。そしてその準備とは具体的に何かと言いますと、「仮説を立てる」です。相手のことを調べたうえで、自分なりに考察し、仮説を立て、質問を使って「検証」するのです。そして、仮説 ⇒ 検証を繰り返すことで、問答が本質へと近づき、最後には本人すらも気付いていない答えを引き出すことができるのです。この一連の流れを動画内では、”一本の映画の映画のように” つまりストーリー性を持った質問が最高だと述べていました。聞き手と話し手が互いに高めあうその姿はまさに理想です。
偉人を作る
孔子やイエスを思い出してください。彼らの教えが記載された、「論語」「聖書」は、何千年たった今でも、多くの人に影響を与えています。ただここで一つ、どちらも本人が書いたものではないのです。弟子たちが、師に質問を仰ぎ、答えを映して作られたものなのです。もちろん、孔子もイエスも偉人です。ただ彼らを偉人とさせたものが、弟子たちの質問力であったといっても過言ではないかもしれません。
まとめ
いい質問をするためには、勉強と準備によって、相手の「好き・苦労・変化」に寄り添うことが重要でした。そして、最高の質問とは、本人にインスパイアを与えるものであり、時には偉人までも作り上げてしまいます。
今回こうしてブログにまとめたことで、今まで流してきた「質問」の重要性を言語化して考えるきっかけとなりました。やはりアウトプットすることは大事だと感じました。次は、アウトプットに関する内容でも取り上げてみようかなと思います。
ここまで読んでくださった方、ありがとうございました。