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へろう。

【日本代表を背負え!】内閣府国際交流事業について

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へろう。

今回は私がブログを始めようと思ったきっかけにもなった、「内閣府国際交流事業」についてご紹介します。実際に現地で経験したことや、その後については次回以降に投稿する予定です。今回は概要編です。普通の人とは一味違う、政府から直々に日本代表を背負った国際交流はここだけ。ではさっそく本題へ移りましょう。

 

 

内閣府国際交流事業とは

www.cao.go.jp

名前の通り、こちらは内閣府が主催となって行われる事業で、18~29歳の青少年が対象となっています。航空機や船を使って日本代表として、世界各国に訪問し、行政・民間企業・教育の観点から現地国の実情を学びます。また、国際交流ですので、学ぶだけでなく日本の魅力を伝えたり、派遣後も日本の人にこの活動内容をPRしたりもします。事業としては、合計で6種類の派遣事業が存在おり、きっとあなたに合った事業見つかるはずです。

以下では、6種類の派遣事業についてご紹介いたします。

 

1)国際社会青年育成事業

 こちらは航空機派遣事業🛫の一種でINDEXとも呼ばれています。この中でも三種類に分かれており、欧州・アフリカ、北米・中南米、アジア・大洋州の各地域の課題をテーマに設定し、当該課題を抱える域内2か国に訪問いたします。2019年度は「メキシコ・ペルー」「リトアニアオーストリア」「フィリピン・ベトナム」でした。実際の様子は、以下のInstagramから見ることができます。

 

2)日本・中国青年親善交流事業

こちらも航空機派遣事業🛫の一種です。長いので中国派遣と呼ぶこともあります。こちらは私が参加したものですので一押しさせていただきます。具体的な経験はまた別途で書きたいと思います。自分が参加した年は、派遣人数は25人で期間は12日間でした。大学の学祭期間中だったので休みやすく、程よいのもいい点でした。

SNSでは、質問に答えたり、団員の感想が載っていたりと、大満足のコンテンツ力となっています。友人が喜びますので、「いいね」お願いします。

 

3)日本・韓国青年親善交流事業

 航空機派遣事業🛫の一種で、別名”韓国派遣”。参加人数は25名です。ほかの派遣団より少しお安めなのが魅力。知っているようで知らない、お隣の国を深く知れるチャンスです。

 

余談ですが、自分が参加した年では、女性比率が圧倒的に高かったようです。また、雰囲気としては、韓国団はきらびやかで、中国団は落ち着いている人が多かったです。

それぞれ、併願で受験できますので、雰囲気で決めるのもありかもしれませんね。

 

4)「東南アジア青年の船」事業

こちらは船での派遣事業🚢です。別名 ”東ア船” もしくは "SSEAYP(セアップ)" です。こちらは約50日で300名もの東南アジアおよび日本青年たちが会して、共同生活を行います。船内でのディスカッション、自国PRだけでなく、各国に寄港して表敬訪問やホームステイまでできるのが魅力。東南アジアの魅力が存分に味わえる事業です。

 

5)「世界青年の船」事業

こちらも船🚢。別名は ”SWY(スワイ)” "世界船" と呼ばれています。こちらは、日本青年約120名と、10ヵ国から募る海外青年120名とで1か月間船内で共同生活を送ります。また船内だけでなく、昨年はメキシコに訪問して、表敬訪問および現地青年との交流を行いました。SSEAYPもそうですが、言語の壁を越えて、他国の青年と肩を並べて見る朝日は一生に残る記憶だそうです。羨ましいです…。

 

6)地域課題対応人材育成事業「地域コアリーダープログラム」

こちらは注意が必要なのですが、参加資格が23~40歳となっています。また社会活動に携わっていることが条件ですので、応募へのハードルが少し高くなっています。高齢者関連、障害者関連、青少年関連活動とテーマに沿ってそれぞれの国に派遣されます。

 

参加までの流れ

参加するにあたって、一次選考と二次選考があります。それぞれ解説します。

【一次選考】(3~4月頃〆)

都道府県の自治体(ないしは青少年団体)に以下の三点を送る必要があります。

  • 参加申込書
  • 1200字以内の作文
  • 健康診断書

自治体によって、締め切りが違ったり、1次選考から面接があったりすることもありますので、よく調べることをお勧めします。また、自分が応募したときは健康診断書が間に合わなかったのですが、問い合わせたら待っていただけました。

 

【2次選考】(5下旬~6月初旬頃)

毎年形式が変わるそうなので、私の年度の場合をお伝えします。

  • 選択式の教養問題+500字程度の小論文(60分)
  • グループ面接+ディスカッション

教養問題は、主に時事問題のほかに、日本や事業関連国の地理・歴史やその他日本代表青年として知っておくべきことを問われます。小論文では、国際交流の意義であったり、事業特有の論点であったりが問われます。

面接では、志望動機や事業中に意識すること、事業後のビジョンといった基本的かつ時間軸に沿った質問が来ます。ディスカッションは、グループによって質問が異なりますが、自然体を意識して「聞く・話す」を大切にしましょう。

※服装について

スーツで行くことを強く推奨します。規定されていないのでご注意ください。自分はTシャツで行って、浮きまくった思い出があります。合否にはあまり関与しないらしいですが…。

 

 

参加してよかったこと

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中国を代表する世界遺産故宮

 

1)日本代表を背負ったこと

日本全国から選抜されたこと。訪問国に表敬訪問すること。海外青年と課題解決に向けて議論すること。あらゆる場面で、日本代表としての使命を背負って振舞うことが求められます。この経験は、自分の人生における誇りとなりました。

2)日本全国に仲間ができたこと

ともに事業に参加した仲間は、一生ものだと思っています。全員、高い志を持っていて、常に刺激されっぱなしでした。派遣中の困難をともに乗り越え、ともに笑い、泣いた仲間にこの先どれだけ出会えるかを考えると、本当に出会えてよかったと思います。

3)異文化理解が深まったこと

自分の場合は中国に行ったのですが、中国をこの目で、あらゆる角度から見ることができました。加えて、考え、友人と議論しあったことで初めて真の「理解」につなげることができました。これはこの事業特有の体験でしょう。

4)行動力が高まったこと

派遣に参加すると、周囲は行動力の塊みたいな人がたくさんいました。現地の方にばんばん話しかけたり、夜にいろんなところへ出かけたり。ほかにも動画作成に調整したり、SNSで情報発信をしたり、見ているこっちがたじろいてしまうほどです。しかし、一緒にいる段々触発されてしまうのです。友人に負けてられないという気持ちが、自分の中で芽生えるようになりました。

5)就活で役立ったこと

これを気にする人は多いのではないでしょうか。実際、私もこれを期待して参加したのも事実です。エントリーシートでこの内容を書くと、面接時のウケはよかったです。自分がこの派遣で考えたことや、行ったことを存分に伝えましょう!

 

最後に

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友達のおかげでこの夜景も見ることができました

「たった一度の経験で、人生がガラリと変わる」なんて巷で言われていそうな宣伝文句ですが、この事業には不釣り合いな言葉のように思います。なぜなら、この事業にはそんな経験が幾度も押し寄せてくるからです。素敵な体験が必ず待っています。迷っている方へ、この記事が背中を押すきっかけになれば幸いです。